VOICEROID動画ができるまで
はじめて動画編集をするにあたって参考にしたものを並べておく記事。
作った。とりあえず再生数に貢献して欲しい。
紲星あかりの立ち絵を眺めていたら、うっかり脳が滑ってVOICEROIDを購入してしまった。せっかくなので、その立ち絵を使って動画を作ることにした。
1.ゲームを録画する
使用ソフトは
無料で最強のゲーム録画「ロイロ ゲーム レコーダー」実況、キャプチャに
前回のプレイ担当茜ちゃんによれば、遅延は無かったものの長時間録画してると音が入らなくなったりしたらしい。その"最強"の称号……重くないか?
ともかく、これがないと何も始まらない。今回は.avi形式で保存した。
今回はギリギリ行けそうだったので死ぬ気で自分もHellfire[EXH]をPUCした。というのも、第1回から他人の褌で相撲を取るコンセプトだと思われるのがなんだか嫌だったからだ。後で攻略記事も書こうかな。
2.台本をつくる
そんなにきっちりしなくても大丈夫だったけど、録った動画を見ながら何を喋るか考えておく。
個人的に、ボイロに限らず伸びてる実況動画は常に何かしら喋っているというイメージがあるので、面白い話が浮かばなくても頑張ってあかりちゃんに喋り続けてもらった。ただSDVXボイロ実況定番のサビ黙りはそのうちやりたい。
そのうち琴葉姉妹も導入したいと思っている。というのも、一人だけで場を繋ぐのは対話形式と比べて格段に難しい気がしたからだ。今回は初回なので前半が自己紹介で済んだが、次回何話せば良いんだろう……。逆に後半の解説パートは、周囲のゴリラと話してるだけである程度形になるので楽といえば楽。
茜ちゃんが喋れるかどうかはまたお財布の具合次第。スマブラが先かな……。
3.編集ソフト「Aviutl」とゆかいな仲間達
ようやく編集ソフトの出番。
ググったらフリーソフトではこれ一強って言ってたので落とす。VOICEROIDとも(先人の努力の結果)すこぶる相性が良いらしい。敷居が高いって話があったけど、皆そう思ったのか今ではかなり手厚くガイドしてもらえたので特に困らなかった。
初期設定が細かいのでまたググる。
AviUtlをインストールする方法 2015 Part1 - ニコニコ動画
AviUtl初心者が最初に読むべきページ【導入から使い方まで】
神。これらの言うことを聞いておけばOK。
言われるままに本体・拡張編集プラグイン(必須)・L-SMASH Works(入力系のすごいやつ)・x264guiEx(出力系のすごいやつ)を導入する。
一度やれば二度と必要ない作業と思えばあんまり辛くない。友達がいれば設定済みのをコピーさせてもらった方が50000倍早いと思う(察してくれ)。
4.VOICEROIDに喋らせる
決めておいた台本の通りに喋らせる。アクセントがおかしい時はフレーズタブで調整する。他は何もしていない。
保存の時、txtファイルも一緒に保存するってオプションにチェックしとく。
尺の調整は5.で動画と合わせながら。個人的には再生速度変更より台詞で何とかしたい。
5.立ち絵をちょっと動かす
PSDToolKit v0.2beta13 チュートリアル - ニコニコ動画
ごりっ(予想作業量が半減する音)て感じ。世の中上手くできてるな。
これも動画に従順になっていれば問題ない。字幕も口パクも完成。
ニコニコ静画の立ち絵素材の多くがこれを想定して作られているらしく、初期設定も簡単。
さらに目パチ口パクを楽にしたかったので、マニュアルに載ってる方法でスクリプトをいじって設定する。
ただ自分は多目的スライダーってやつの仕様が未だに良く分かってない。眉・目・口が動かせるのは分かったけど、他のもの(目のハイライトとか)を4枠目以降に割り当てたいのだがその辺が分からない。誰かこっそり教えてくれ(切実)。
この辺の工程も1度やれば済むから良いのだが、自分は3.と5.の行程で色々調べながら休日1日分くらいかかった。
6.立ち絵をもっと動かす
https://emote.mtwo.co.jp/emofuri/
えもふり。これも偶々対応してる立ち絵だったので頑張って導入した。と言っても一瞬しか使ってないんだけど、新しいからかあんまり試行錯誤の過程が載ってるサイト等が無くて、割と大変だった。まあそれに見合ったかわいさなので良し。
7.装飾する
ここまでくるとほぼ完成なので気が楽。こういう制作とか全くやってこなかったからセンスがアレだけど、分からないなりに時間をかければかけるだけ見栄えが良くなる。
とはいえ背景はフリー素材のサイトだし、灰色の枠はただの長方形。妥協の塊。
外部スクリプトもいくつか投入した。使ってないのもあるけど。
【AviUtl】Mobject【スクリプト】 - ニコニコ動画
他の動画見て「こういうエフェクト欲しい」ってなった時はスクリプトのマニュアルと
あたりを流し読みすると大体答えがある。
自分の検索履歴見たけど、「直線移動」「制御文字」「シーンチェンジ」「音声波形表示」「フレームバッファ」とかはググっておいて良かったって感じ。
あと字幕の吹き出しはこれをそのまま使った。
https://t.co/HJ8xAAhP2g
— おおぶ (@oovch) September 26, 2018
PSDToolKit の「字幕表示」で使える「吹き出し」のアニメーション効果を作ってみました。
将来的には PSDToolKit に同梱するかも知れませんが、とりあえずお試し版ということで適当に投げておきます。 pic.twitter.com/7jIybVe3XP
割と目新しい感じだし、これのおかげでめっちゃ良くなったと思う。
立ち絵や音楽は、持ってるCDの他はニコニ・コモンズで探した。ただこれ検索がクソで、偶に「背景」等どう考えても0件はないやろってタグで検索しても何も表示されなかったりした。
なんか難儀してるっぽい。
あとでコンテンツツリーの設定が必要なので、ちゃんとブクマやら何やらしておくこと。
それからフォントを変えるとだいぶ雰囲気変わる気がしたので、こだわってよかったと思う。
フリーフォントやさしさゴシックのダウンロード - フォントな
Rounded Mgen+ (ラウンデッド ムゲンプラス) | 自家製フォント工房
この2つめっちゃ好き。
8.エンコード
[Aviutl]x264出力(GUI)Exエンコード時の画質重視おすすめ設定! | ふかふか交易所
ここについては、↑あたりを読んで分かったふりをしてそのまま使った。ここまで読んだ方は分かると思うが、大半が言われるがままである。創造力はほとんど必要ない。必要なのはちょっとのやる気と愛だ。
ノートPCなので(?)6分の動画のエンコードに1時間半かかる。こればかりは仕方ない。
9.投稿
タイトルにPUCってつけたらちょっと人釣れそうだなと思って入れた。今思えばVOICEROIDはカタカナ表記の方がバランスが良かったと思う。
あと前/次の動画とか、マイリストとかはちゃんと整備しておいた方が良いと思う。
Twitterアカウントを載せといたら他の動画投稿者との繋がりができた。怖い人じゃなさそうであれば大体フォロバしている。まだ喋ったことないけど。
コンテンツツリーの設定も忘れずに。
完成
所要時間はだいたい12時間くらい。諸々の設定を除けば、動画1分あたり1時間程度あればド初心者でもある程度体裁が整うことが分かった。慣れればもっともっと早くなるだろう。
達成感のコスパは割と高いと思うし、是非作ってみて欲しい。お金もかからないし。
何か聞きたい事があれば遠慮なくDMなり何なりしてください。ただ本当に受け売りでしかないので、トラブルシューティング系は期待に沿えないと思う。
全然関係ないけど、無断リンクまみれの記事を錬成することにちょっと引け目を感じた。インターネット老人気取りというわけではないが、昔はよく「無断リンク禁止!」って文句が載ってた気がする。インターネットの性質上、リンクに問題があるはずも無いんだけど、15年くらい前に大論争になったらしい。ふーん(オチなし)。